「電気用品安全法」

という法律があったそうで。詳しくはリンク先から。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/14/news017.html
 まとめると、すでに決まっていた法律だったらしいですが2000年以前に製造された電気製品は売っちゃならねえ、売るとしたら安全検査をして販売店で許可を取って、許可うけましたって証拠のシールを貼らなければならない。しかも製品一つ一つについて行なわなければならない。アンプの中古とか売るとしたらその型番の許可を取ればいいってわけじゃなく一個一個とらないとダメ。
 その期限が2006年4月から。あと一ヶ月ちょっとになったわけですね。
 まぁパソコンには関係なかったようでちょっと一安心ですが、スーファミとかドリキャスとかプレステ以前ゲーム機の中古は軒並み売買されなくなる可能性があるわけで。
 ちょっとこれ、なんなの? て印象がまず第一ですね。安全がどーたらって、2000年以前の機械だったから起きちゃいましたって事故がいつどこで起きたんだよって話ですよ。しかも販売店や消費者へのアナウンスなんてほとんどされてなかったからハードオフソフマップなんかは大混乱らしいじゃないですか? 余談だけどこのたび部屋を片付けるために以前使ってたパソコンのモニターをソフマップに売ろうとしたら買い取り、引き取り不可でしたよ。これもモニターの製造年が2000年以前だったせいですよ。全く問題なく使えるのにですよ!? 仕方なくたまたま通りかかった回収車にひきとってもらいましたが、本当は17インチ以上のでないと引き取りに金を払わなきゃならないらしくて15分くらい説教されちゃいましたよ。まったく、電気製品買ったら7kも払わないと捨てられねーわ、下取りはできねーわじゃ、これから先おっかなくて大型電気製品なんか買えませんよ。下取りできる猶予が製造年6年以下って、長く大事に使ってる人間ほど損をするってどんな世の中よ。
ゆくゆくはタイマー入りの製品が奨励されることにもつながりかねないという懸念もあるらしく。世の中リサイクルだエコだ声高に叫ばれてるというのに、そのCMが映ってるテレビは数年経ったら山のように捨てられると、どんだけ奇麗事で塗り固められた社会になっていくんだよ。ちなみに発展途上国へ送ってリサイクルったって、それに手数料と送料7k強かかるって、得しないんだったら誰がわざわざ手数が増える手段をとるもんかよ。料金面でリーズナブルにする気がないならせいぜい金持ちの自己満足のためのシステムでしかないし、扱ってる組織も本気でやる気はないと思われても仕方ないですよ。

ここまでくると、いったい誰がこの法律で得をしたんだ、というところも疑いたくなってくる。粗大ごみの処理にかかる費用を受け取る人か、電気製品の製造会社か、価値ゼロになって大量に出たまだまだ使える電気製品を横流ししてもらうかの国とか…。
大昔から現代まで、禁酒法とか人頭税とかいろいろ悪法がありましたけど、もうこのレベルですよこの法律。なんて世の中ですか。もう2chしか信じられないよ! 嘘だけどね!