なんとか維持

[YES! プリキュア5](テレビ朝日8:30〜9:00)

 りんのフットサル部をはじめいくつもの部活動の部費が足りないとなきつかれるかれん。なんとかしてあげようと教頭に掛け合うも取り合ってもらえない。そんなかれんを、のぞみとかかわったことで変わったとこまちは指摘する。一方、部費の件で再び詰め寄る各部活動の部員に困惑するかれんにこまちは助け舟を出す。「みんなで決めた部費でやりくりできないのを生徒会長のせいにするのはおかしい!」
 のぞみは全部活の不足しているものをリストアップすることを提案。そしてそれぞれあまっている物と必要なものを交換し合って補い合えることがわかった。そんなところに、経費削減のために自らで向いたブンビーが現れる。ブンビーの力が強く、プリキュアそれぞれ単独の力では太刀打ちできないと見て「役立たずの部下に任せていないで最初から自分ひとりでやればよかった」と勝ち誇るブンビー。しかしかれんは「そんな考え方では絶対に私たちには敵わない」と逆に一喝する。ミントプロテクションで防げない攻撃はアクアストリームで減圧して防ぎ、質量の大きいコワイナーは力をあわせて投げる。各メンバーの協力の前にブンビーは退却するしかなかった。
 部費問題は解決し、おタカさんからご褒美のパンの差し入れがきたが、三度群がってきた各部活の部員たちに食い散らかされてのぞみはお目当てのパンを食べられずがっかりするのだった。

 うーん、いよいよテイストがこれまでのプリキュアと差別化されてきた気がします。明確に教訓を含んでいるというか、悪く言うと説教くさいというか。そういう意味ではどれみシリーズを踏襲していると思います。この路線を堅持していくのかいち変化とするのか、今後も注目ですね。

[エル・カザド](テレビ東京25:30〜26:00)

 女たらしで演奏が下手なマリアッチ・ミゲルはエリスの誘拐依頼を受ける。昔ナディに金を貢がせた縁を利用し、エリスが就寝した後ナディを食事におびき寄せる。まんまとエリスを連れ出したミゲルだが、町の顔役の娘を傷物にしたということで賞金がかけられていた。3人の賞金稼ぎが迫り来る。ナディが駆けつけて銃撃戦になり、賞金稼ぎたちを倒すがミゲルは流れ弾に当たって息絶えていた。ミゲルの死体にすがりついて泣くほかの娘を後にしてエリスをつれて再び旅路に着くナディ。「男なんて信用できない、言ったとおりでしょう?」とお説教をするナディだが、エリスは「ナディもついていったし、あの女の人もついていくつもりだった…」とつぶやく。ナディが言い返そうとして顔を上げると、エリスの目から大粒の涙が。それにつられて自分も泣き出すナディ。二人を乗せたバスは走り続ける…。

 相変わらずしんみりといい話でした。好きだった男に二重、三重に裏切られた上永遠に失ったナディのために泣いたエリスは本当は優しい娘なんでしょうかね?