新番たくさん

[地獄少女 二籠](東京MVTV 22:00〜22:30)

何者かによっていじめを受けている女子高生の麻紀。その様子を潜入操作する輪入道、骨女、一目連。麻紀は追い詰められたあまり地獄通信にアクセスし、わら人形を入手する。しかし最初は誰も信用していなかったが、親身になって相談に乗ろうとする教師・瑛子に次第に心を開き始める。ところがいじめに使われた毛虫を瑛子が飼育していることがわかり、瑛子は麻紀に他の生徒のいじめに協力するように迫られる。身の危険が差し迫ったとき思わず赤い糸をほどく麻紀。かくして瑛子は地獄に流されたが、瑛子のことを知らせてくれた友人の持ち物がいじめに使われたものだったということに気づく麻紀だった。

 第一話からなかなかに救われない話です…。まぁ先生を誤解で流したとしなかったのはまだマシですが、いつかこーいう筋書きも使われるのかなぁ?

[史上最強の弟子ケンイチ](テレビ東京24:55〜25:25)

 何をやっても中の下な白浜兼一はある日登校途中不思議な転校生の美少女、風林寺美羽に出会う。兼一のささいな行動に美羽は感動して友達になってほしいとお願いする。しかし部活の空手部では態度のでかい大文字に部活追放をかけて決闘をやらされることになる。さらに下校途中ヤクザに絡まれている老人を助けようとする美羽に遭遇。後先考えずに飛び出しピンチに陥ったところを常人離れした美羽の技で救われる。部活のことで悩んでいる兼一に美羽は自分の家の道場・梁山泊を紹介する。

 第一話ということでかクオリティは高かったですね〜。原作で美羽から教わった中国拳法の歩法はカットされたのか、それとも増刊でやってた「戦え!梁山泊」の展開をとるのか。しかしあっちは柔道だったけどな〜(「戦え〜」では強くなりたいという大文字の件と比べると漠然とした理由で梁山泊に入門し、美羽がいじめ対策で教えた柔道技がたまたま柔道の授業で発揮される、という展開)。まぁ3,4クール消費するでもなければ冒頭からあの地味な修行をじっくり描写するのはつかみ的によろしくないだろうから正解だと思いますが。

[ふたりはプリキュア Splash Star](テレビ朝日8:30〜9:00)

三年生最後の試合を前に練習に励む夕凪中。試合当日、ピッチャーの重責からか咲は序盤から失投やミスを繰り返し、一回表に1点を失ってしまう。しかしキャプテン小川の活躍により流れを立て直す。観客席にはキントレスキーが偵察に来ている。落ち込む咲をリラックスさせようと小川は励まし、そこからは両チームとも無得点の拮抗した展開が続く。最終回裏、小川がイッパツ逆転のランナーとして出塁し、奮い立った咲は大きく打ち上げる。打球の方向を見送り立ち止まる小川。それを見て視線を追う咲。しかし球は無常にもセンターのグラブに収まったのだった。試合後、ベンチで落ち込む咲。「勝敗は関係ないというけど、先輩の最後の試合、やっぱり勝ちたかった」と泣き出す咲を慰める舞。しかしそこにキントレスキーが現れ、「よくがんばったが負けたらまったく意味が無い」と冷酷な言葉を投げかける。その言葉に反発し奮い立ったふたりはウザイナーを一蹴。戦闘後、バスで帰ろうとするチームをひきとめ来年に向けて意欲を燃やすため学校に走って帰る咲だった。

 作画が素晴らしい回でした〜。それに、最終回の咲の打球の行方の演出は鳥肌が立ちましたね。ホームランだと信じて疑ってなかったから完全に裏書かれたよ(笑)。無印やマックスハートではなぎさがキャプテンを引き継いだ回がどう扱われていたか忘れましたが、SSの場合この試合が小川先輩から咲へのキャプテン継承式となっているんでしょうね。おそらく2年のうちからクリンナップを勤める咲、優子らが黄金期を作っていくんでしょうけど(そういえば以前3番をつとめていた優子が今回はなぜか二番でしたね。これってどーなんですか篠原先生?)。それにしても立ち上がりは乱れたもののその後無失点だった咲。以前も完封した上自分のバットで試合を極めたこともあり、大器の程が知れません。ハンカチ王子が流行ってることだし(私は全然知らないがハンカチ使う高校球児ってそんな珍しいの?)パンパカ姫ってどうだろう(なにが)?
 それにつけてもキントレスキーは試合の邪魔しないし咲をわざと怒らせて元気付けたり、いい試合だー、じゃなかったいい人だー。